春 蘭 の 栽 培
 
   3月に花をつける春ランの花が終わりました。今は、春ラン・寒ラン共に新芽が表土を切って顔を出しつつあり、その日々の成長を見るのが、この上ない楽しみです。
 この時期は、春ランの来年の花芽をふかせるための大切な時期でもあります。窒素肥料を抑え、花芽分化に必要な採光を長時間採るように気をつけています。潅水は少し多い目にということですが、早めに梅雨に入りましたので、控えめにしています。中透縞・虎斑・蛇皮斑・覆輪など春ランにもいろいろな品種があり、それぞれに培養の技術が微妙に違いますので、暇人とはいえ、管理には相当時間をとられ、なかなか厄介なものです。
 東京近辺のラン愛好家は、日本春ランが好きなようで、ラン仲間とのつき合い上、私の棚も50%は春ランになりましたが、どちらかと言えば、貫禄・鉢植えの容姿・芳醇な香りを総合して、私は寒ランの方が好きです。寒ランは大体11月に開花するので、春からの施肥・採光・通風に気を使い、8月の中旬に花芽と幼穂が見え始める頃の施肥には、特に留意するようにしなければなりません。昨年の寒ランの花には,見ごたえのあるものが非常に少く失望しましたので、今年こそはと期待を込めています。
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   日本春蘭 琥珀殿    日本春蘭 紅梅仙 
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