89歳で10年ぶり第4回目の優勝を果たす
 
 私はこの10月で卒寿を迎える。
 年とともに飛距離がどんどん下がってきた。歳を取ったらそれは仕方がない。後はアプローチとパターでそれをカバーすれば良いのだと頑張ってきたが、クラブをしっかりスイングすることが出来ず、時々シャンクしたり、ダフったり、トップしたりで110をオーバーするゴルフがもう数年続いてきた。
 この齢になったら健康のためスコアなどを気にせず、ワンラウンド回れれば良しとしなければならない、プレイ後同伴プレーヤーと一杯やる楽しみがある(求楽派)と思う事も屡々であったが、ネバーギブアップ、目標を失ったゴルフは楽しくないではないかとの同年輩倶楽部の親友(求道派)から諭されて、また練習をする気になった。
 しかし、練習場ではドライバーもアイアンも、またバンカーでも90%うまくいくのに、コースに出るとうまくいく確率が50〜60%に落ちる。
 ハンデイも19(平成13年)から27(平成20年)へ、そして34(平成27年)まで下がり、もう倶楽部コンペでの優勝などはとても無理とあきらめていた。
 ところが、何んと卒寿を間もなく迎えるというこの年で、本年(平成28年)6月の「水無月杯」で四度目の優勝を獲得することが出来たのである。
 ・
 平成28年6月 水無月杯で優勝を果たす
 ・

 ・
 優勝を祝ってくれた同伴プレイヤー
・ 
 
 ・
 実は、それには理由があるのである。
 先日倶楽部の友人が貸してくれた本「頭の中で上手くなる〜思考のゴルフ」(市村教授&金谷プロ)で、目覚めた所為である。
 それに書いてある100項目ほどの〜プレイヤー自身の心との闘い〜に関する忠告を素直に実践したお蔭だ。書いてある一つひとつは全てずうっと前から経験して頭では解っているつもりのことばかりなのだが、心の逸りを抑えきれていなかったのだ。 この本には100項目位書いてあるが、その中の幾つかの項目を挙げておこう。
 ○ プレッシャーに強くなる。絶対に上手く打つと思いこむのは逆効果。
 ○ 集中力をキープするには、ルーテインやテンポを忠実に守る。
、○ 怒りを溜め込んではいけない。すぐに忘れることが大切。
 ○ 「攻め=ギャンブル」「守り=安全なスイング」この発想ではミスを重ねる。
 ○ ミスをすぐに取り戻そうとするほど大タタキのスパイラルにはまる。
等々である。
 余計な思惑を断ち切って淡々と一打一打をクラブとスイングを信じて打つことで、この久し振りの栄冠を勝ち取ることが出来た。
 しかし、またそれを忘れてあわやもう一度と気張ることになるかもしれない。